築44年の物件を買うと決めてから
築44年の家を買おうと決めてから、私たちがやったことは大まかに三つ。
①リノベーションの内容を考え、見積もりをだしてもらう。
②銀行にローンの仮審査をお願いする。
③耐震適合証明書について調べる。
はい普通ですね。でも築古だけに、そして私がこだわり屋なだけにすごく大変だった印象があります。毎日ネットでいろんな事を調べまくっていました。
まず①のリノベーション内容。
一昨年、団地に住んでいたときの寒波の経験と、内見時の壁のカビから断熱はきっちりやりたいと思いました。
そして断熱について調べると外断熱というものがあり、外断熱すると家全体で温めたり冷やしたりすることができるという事を知りました。たまたま物件がRC(鉄筋コンクリート)だったのですが、RCは蓄熱するので木造以上に外断熱の効果があることと、壁式RCで間取りの変更ができないため内断熱だと部屋がとても小さくなることからも外断熱に強く興味を持ちました。結局リノベーションは外断熱を中心に行うことになりました。
他には水回りは絶対に取り替えたいと思っていました。廃墟同然だったのでさすがに水回りはこのままでは使えないとおもいました。
壁や床は、1階は床にも断熱をしなくてはならないので既存のままでは使えません。壁はコストカットから既存のままを多く、天井は一部を抜いて使用する、照明は44年前だとダウンライトなどなく1灯で部屋全体を照らす仕様だったので、所々追加することにしました。
見積もりは前に一度お世話になった有名リノベーション会社さんに内見に同行してもらい、要望を伝えてだしてもらいました。
結局は外断熱をメインにしたため、この会社には発注しなかったので申し訳なかったです。
②のローンについては主に主人がやってくれましたが、築古物件の難しさを知っている不動産屋さんから銀行2行から仮審査のOKをもらわないと買い付け証明を出さないと言われていました。そのため平日動ける私が話をしに何行か銀行へ行きましたが、築年数の古さからローンを断られることが多かったです。最終的には主人がネットと電話で二行からOKをいただけましたが、本審査で落とされる可能性もあったので気が気じゃありませんでした。
③の耐震適合証明書については壁式RCだったので地震には強いかなと予測はしていました。調べてみると築年数が古くても大きな地震でもピロティタイプ以外では大きく損壊しているものはなさそうでした。そのため耐震適合を調査して証明書を発行している会社に何件も連絡をしたのですが、RCで調査が困難なこと、建築時の設計図書ないことから全て断られてしまいました。(後に大逆点があったのですが...)
キッチンに洗濯機。そして壁にはカビらしきもの。
1F2Fの何度にたーくさんの油絵!!前住人の老夫婦の奥様の趣味だそうです。