築44年の古い家を買って  DIYで仕上げ中

築44年の一軒家を購入。外断熱とベースはプロにお願いして、内装仕上げはDIYで住みながらのろのろやっています。

古い家を買うのに1番必要なもの

安い古い家を買って自分の好きなようにリフォームしたいという人は世の中たくさんいると思います。

私もそのひとりで、価格に色々な経費が含まれて、誰かが適当にデザインした新築建売りより、古いものを格安で買って、内装は自分でとことん吟味して決めたいなと思いました。適当と言ったら失礼かもしれませんが、建売りハウスメーカーの設計士がいちいち一つのおウチに入れ込んでいては仕事になりませんから、万人受けしそうな無難な安普請のデザインになってしまいますよね。実は我が家も10年ほど前に都心のリノベーション済みマンションを購入しました。内装はその時は流行りという感じで悪くはなかったのですが、10年も経てばもはや「ひと昔前感」は否めず。まだまだ綺麗でしたが、そもそも作りが安普請で、床も壁も年月がたって味が出るということはなく、ただ安っぽく傷が目立つだけ、設備もありふれたものが10年落ちになっただけ、全く愛着がわきませんでした。(おしゃれな地域が近く立地だけは抜群だったのですが、子育てには不要。)

もしうちにお金が有り余るほどあるなら間違いなく建築家にお願いして新築を建てますが、そんなお金はもちろんない。ということで古い家を選んだのです。でも、ここまで来るにはなかなかのいばらの道でした。

まず古い家を買うときの大変さは何かというと、全てを自分の責任で決めなくてはならないという事に尽きます。だれも保証はしてくれません。全て自己責任です。

 

●その家でいいのか?(「売り地」で出している古屋だと瑕疵担保責任はないです。もちろん耐震証明などあるわけがありません。)

●リフォームはどのように誰に頼むのか?
●耐震改修、断熱改修はするのか?(住宅ローン減税などに絡みます。)
●ローンをつけてもらう銀行をどこにするのか?

●予算(借金)はどれくらいにするのか?(リフォーム内容、物件の値段交渉)

 

不動産屋さんもそもそも売り地で売っているのでなかなか協力してもらえないです。古い家の購入の大変さを知っているのでこちらの本気度を見てきます。また多くの銀行が古い家にはローンを付けてくれないです。そのうちネットで検索して古い家のデメリットや怖さなどの記事やコメントなんで目にしたら、、、もう悩ましすぎるから新築や築浅でいっか!?という気持ちに揺らぐこと多々。うちは古い家に住みたいと私が言い出したのに、気持ちが揺らぐたびに夫が「大丈夫だよ!いこうよ!」といってくれたので購入することができたのだと思います。もし夫婦で購入する場合どちらかが反対していたら購入は難しいのではと思います。

この家も2年ほど売り出し中の間にリフォームして住みたいというご夫婦が一組いたそうです。かなり乗り気だったようですが結局は断念してしまったとのこと。理解できます。新築などに比べて超えなくてはならない山が多すぎるから。しかも不動産屋さんが年代的にアスベストがありますから解体したら費用1000万かかりますよ、なんてこと言ったりするんですからそりゃビビリますよ。なぜ私たち夫婦は多くの山を乗り越えて買うことができたか?

 

古い家を買ってリフォームして住むのに一番必要なことは「折れない心」です。「枯れない情熱」さえあれば必ず夢は叶うものなんだなと確信しています。

 

f:id:wemi:20190613095717j:plainこの門や鬱蒼とした感じがすごい気に入ってたのですが、残念ながら今はありません(のちのち記事にする予定)

 

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早く広いお庭で子供たちを遊ばせたかった!(公園に連れていくのが面倒だから)