昭和35年のパンフレットと昭和49年の設計図書が出てきた
いろいろ交渉の後、去年7月にようやく売買までこぎつけました。すると当初ないとされていた(というか探してもらえなかった)建築時の設計図書が見つかりました。引渡し前に荷物の撤去を売主さん側で行うために、貴重品などがないか調べてるときに見つかったようです。
それを見て初めてわかったのですが、この家は大成建設のパルコンでした。パルコンは販売から50年以上経つ今でも売り出している鉄筋コンクリートの住宅です。しかも大成ハウジングに相談したらなんとなんと耐震適合証明まで発行出来ることが分かりました。あんなに頑張って調べても無理だったのに。住宅ローン減税が適用されなくても、この家にしようという私たち家族のこの家への思いが通じ、奇跡を起こしてくれたのかなと思っちゃいました。
こちらがパルコンの設計図書。昭和49年。
それと昭和35年の土地の分譲のパンフレット。これをみるとどうやら我が家は昭和35年に、元は田んぼの(古地図によると)土地に宅地開発され、木造平屋の建売住宅として販売されたようです。その14年後、RC2階建てに立て直しされています。
昭和35年のパンフレットのデザインがかっこいい。
21種類のパターン。どの区画にどの間取りがくるか既にわりふられています。どうやらメモを見ると、買主さんはまず間取りを選んでから土地の場所を決めていたようです。
決めた間取りはこちら。
13.1坪ってことは約44平米!狭っ!昭和35年だと平屋しかたてられなかったのでしょうか?建ぺい率0.3とあるので約60平米までいけそうですが、、、きっと狭くて14年で建て替えしたのでしょうね。お風呂に脱衣所がないのは今の我が家と同じですが。
そして価格表を見ると、152万!60坪の土地付き新築木造一戸建てが150万か。歴史を感じます。でも頭金が100万で公庫融資額が52万とありますから、今みたいに目一杯ローンを組むことはできなかったんですね。自己資金率が3分の2とは厳しいな。表にある最低月収が28700円ですから、頭金は月収の約34倍。購入金額は月収の約52倍で、月収に対して家は安いんだけど頭金が高いですね。
いろいろ興味深い。